
構造計算をしていない全ての家(多くの家は、正式な構造計算をしていません)が対象です。
特に、建築基準法の大きな改正が行われた、昭和56年以前の基準で建てられた住宅は、要注意です。
建物の大きさと目指す(診断の)精度によって変わります。最低限、屋根裏と床下には入って調査しますので、通常2時間程度はかかります。また施工図面が残っていて、図面の精度が高いと確認できれば、調査時間を大幅に短縮することができます。その後、調査結果の解析には、1週間ほどいただいております。
現在のお住まいの建築確認申請書や施工図面等、建物の資料は多ければ多いほど助かります。
先ずは現状を正しく評価する必要があります。先ずは耐力壁(筋交いの入った壁)の位置と仕様を確認し、図面に落とし込みます。同時に基礎や金物の状況に異常がないかをチェックします。
また、床のレベルを測定し、傾きがないか、ある場合の原因になりそうな部材に異常がないかどうかをチェックします。正確を期す場合、基礎にX線を当てて鉄筋の状況を見たり、シュミットハンマーでコンクリート強度を測定したりする場合もありますが、初期の診断では稀です。
以上が調査で、それらの結果を元に診断ソフトで解析します。
耐震リフォームの助成金は、各自治体により規定が異なります。